設備車両の内部

食堂車【ダイナープレヤデス】3号車

ダイナープレヤデスのランチの例

高級レストランを列車内で。

◆元は特急電車の食堂車!

・この車両は特急雷鳥特急白山などに使用された485系・489系の食堂車、サシ481形またはサシ489形を改造して登場したもので、よく見るとその前後の車両とは車体断面が違っていることや屋根の高さがずいぶん低いことにお気づきになると思います。鉄道ファンの中には、屋根上のクーラーの形を見て種車(改造元の車両)となった電車特急時代に思いをはせる人もいるようです。

中身はグレードアップされている!

◆定員数削減とテーブル面積拡大

2人掛けと4人掛けの食堂車・国鉄時代の電車特急では食堂車の需要と入れ替わりの速さの必要性を考慮して定員は40名だったそうです。つまり、4人掛けテーブルが左右に5台置かれた配置でした。でも、このトワイライトエクスプレスに編入してダイナープレヤデスとして営業するに際して、「一人あたりのテーブル面積を拡大」しました。それによって、フルコースの料理にも十分対応できるようにするためです。それで、山側に4人掛けテーブル4台と2人掛け1台、海側に2人掛けテーブル5台の定員28名の配置となりました。

◆内装のグレードアップ

●カーテン

カーテン昇降スイッチ・テーブルに着いてまず感じるのは、無機質なブラインドではなく柔らかな質感のカーテンがあること。この列車そのものが機能性や効率性を追求するより優雅な時間という点に重きを置いていることを感じられる点の一つです。カーテンと照明のスイッチ類がコンパクトにまとめられて窓際に設置されています。このスイッチ類の形状にはもうちょっとオシャレな工夫が欲しかった気もしますが、通常のセッティングにおいてはメニューやシュガーポットなどに隠れていますので、大きな違和感があるわけではありません。

・一番右端のスイッチがカーテンの昇降スイッチです。下り列車の場合、ランチタイムの山側席は琵琶湖を見下ろすことができるので、素晴らしい眺望を楽しめます。ぜひカーテンを開けて素敵な景色をお楽しみください。(残念ながら、上り列車にはランチ提供はありません)
カーテンを閉じたところカーテンが上昇

●温かな照明

・もちろん、夜は夜でダイナープレヤデスならではの素晴らしい雰囲気をいっぱいに味わうことができます。その雰囲気を作り出しているのが温かな照明です。ロココ調ということで評判の器具類はこの食堂車に高級感と統一感をもたらしています。

ダイナープレヤデス・室内・照明器具そのもののデザインも素敵なのですが、窓上の荷物置き台などの周辺器具類が暖色系の金属製であることが見事な間接照明効果をもたらしていて、部屋全体を温かな光で包み込んでいます。この点では従来のブルートレイン型食堂車よりもずいぶん天井が低いことが、逆に全体としての照明効果に寄与しているように思われます。

・この、「夜の雰囲気」を味わうためには、事前予約が必要なディナーを利用するか、あるいはパブタイムの利用でもOKです。ディナーは1回目が17:30~19:00、2回目は19:30開始で21:00までです。それに続くパブタイムは21:00から2時間にわたり、予約なしで利用することができますので、比較的敷居が低く感じますね。ただし、車内放送でも注意が促されますが、浴衣にスリッパの姿で利用することはできません。(当然のマナーでしょうけどね。)
ロココ調の間接照明テーブル上は行燈型

テーブル上の照明は扱いやすいシンプルな行燈型になっています。食事中に汚れが飛んで付着するかもしれないので、メンテナンス性も考慮されているのでしょう。

●ステンドグラス&じゅうたん

ダイナープレヤデスのステンドグラス
・その他の工夫された点としては「ステンドグラス」が印象的です。食堂車の飲食エリアの両端にこのステンドグラスが見られます。やっぱり華やかさが感じられますよね。やはり、暖色系を基調としたデザインですので周りの雰囲気とよくマッチしています。

・あと、電車特急の食堂車時代との違いとして、床のじゅうたん敷きへの変更があります。お食事中に通路を通る人の足音がほとんど聞こえませんので、静かに会話を楽しみながらお食事することができます。ちょっとした違いのようですが、利用する人にとってはやっぱりうれしい配慮なのではないでしょうか。

◆通路スペースについて

食堂車の通路での待ち時間・サロンカーの4号車側から食堂車に向かうと、3号車に入ってすぐ飲食エリアがあるのではなくて、厨房スペースとその脇の通路スペースになります。一般の人は当然ながら通路スペースを歩くことになるわけですが、その幅は約70センチ。B寝台のベッド幅とほぼ同じです。予約不要時の利用ならこの通路に列ができます。決して広いわけではないのですが、お互いに声を掛け合いさえすれば列の横をすり抜けて歩くことも十分可能です。
・私が利用した際には下り列車で京都を出発したあたりでランチ待ちの列ができ始めました。13:00の提供開始より25分くらい前でしょうか。その間、通路は琵琶湖側ではなく比叡山方面を眺めることになりますが、それはそれで結構景色を楽しめました。そして13:00。列車は近江舞子駅での運転停車中、テーブルに案内していただきました。

お役立ち外部サイト

【トレインブックス】
トワイライトエクスプレス食堂車“ダイナープレヤデス”(スシ24 3) (スシ24 1)
****** 3号車に使用されたスシ24形車両2種類の外観写真(クーラー形状が異なる)。

関連記事

  1. 【トワイライトエクスプレスの電源車】カニ24形(10,12~14…
  2. サロン・デュノール【4号車サロンカー】パブリックスペースの魅力

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Produced by NIHONKAI FACTORY

日本海ファクトリー
〒989-6412 宮城県大崎市岩出山下野目小泉74-4
070-5651-1158 FAX : 0229-72-2282
日本海ファクトリー・E-mail

●画像ご提供のお願い●

 このサイトは、大勢の方の画像提供のご協力で成り立っています。 その際、お望みの方には「運営していらっしゃるホームページまたはブログ」等へのリンクを設置させていただきます。 ご協力いただける方はメールにてご連絡くださいませ。  *ただし、類似写真が重複する場合等、構成上お断りさせていただくこともあり得ます。ご理解ください。
PAGE TOP