古き良き時代の香りを残す豪華寝台特急
●昭和の香り?
時間の流れが変わったようなひとときを提供してくれる「寝台特急」。
窓の外を流れてゆく景色を見ながら、缶ビール片手にいつしか眠りに誘われてゆく。
早朝のアナウンスで爽やかな朝を迎え、食堂車でバランスのとれた朝食・・・。
●ちょっと背伸びすれば手が届く列車
寝台特急全盛時代、その列車たちには上級客室だけでなく標準客室があり、
ちょっと背伸びをすれば“憧れの列車”に乗ることができ、
学生でも一年間貯金をしてそんな旅を楽しめたりした。
そうして乗った列車には食堂車が連結されていて、誰でも「プチ贅沢」な食事を楽しむことができた。
そう、ディナーは無理でも「朝食なら手が届くかなぁ」なんて思った、学生時代の寝台特急・食堂車を思い出す。
トワイライトエクスプレスはそんな古き良き時代の香りを残す寝台特急だ。
トワイライトエクスプレスのプチデータ
●運転区間 :大阪~札幌(1495.7㎞)
●所要時間 :下り=22時間02分 上り=22時間48分
●登場年月日:1989年7月21日(団体臨時列車として登場。一般列車としては同年12月2日)
【編成】9両編成+電源車の編成で、大阪側から1号車・2号車と付番されています。一番札幌寄りにある9号車の先に電源車があり、大阪~青森間、五稜郭~札幌間では電源車の先に機関車があって、客車を牽引しています。青森~五稜郭間は編成全体が逆向きに走行するので1号車の展望スイートの車両の先に機関車ED79があって客車を牽引します。
列車の編成にみられるバラエティー
◆A寝台車
・展望スイート(末端部屋)*** この列車の最大の売りはこの展望タイプのスイートルーム。
・スイート(通称:もうひとつのスイート)***パノラマ展望ではないものの豪華設備を誇る。
・ロイヤル***スイートと異なり1人部屋だが追加料金で2人使用も可能なゆったり個室。
◆B寝台車
・ツインルーム***2人使用のための個室。上段・下段共に同じ大きさの窓があって開放的。
・シングルツイン***1人用だが2人使用も可能な個室。座席使用時に2人で車窓を眺めるのに最適。
・Bコンパートメント***従来型の開放式B寝台に扉を付け、4人使用を可能にしたタイプ。
◆その他の車両・設備
・ダイナープレアデス(食堂車・3号車)***下り3食、上り2食の提供。共にパブタイムもあり。
・サロン・ドゥ・ノール(4号車)***トワイライト・タイムの海を眺めるソファー配置。
・ シャワールーム(4号車)***食堂車でシャワーカードを購入。時間の割当を受ける。
・ミニサロン(7号車)
・自販機***4号車(サロンカー)と7号車(ミニサロン)に隣接して設置されている。
・電源車***札幌側の末端に連結されており、立ち入ることはできない。
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