ヘッドマーク・サイン

トワイライトエクスプレスのヘッドマーク

個性際立つトレインマーク

◆客車寝台特急のヘッドマークは別格!

イラスト・トレインマーク・古くから客車特急に掲げられてきたものの、昭和53年の電車特急イラスト・トレインマーク一斉登場のころから急激に注目されるようになった「特急のヘッドマーク」。その後もディーゼル特急へと広がりを見せ、それぞれの列車をこの前面のマークで見分けることが普通になっていた時代がありました。
・でも、そのいずれも客車寝台特急の機関車に掲げられるヘッドマークにはその威厳の点で並ぶものではなかったと思います。1984~85年ごろに全国のブルートレインにヘッドマークがすべて復活したときの喜びは計り知れなかったことを思い出します。「この時を待っていたよ」と。

◆大胆なカラーチョイス

twilightexpress-headmark・現存する客車優等列車そのものが片手で数えられるまでになった今、それぞれを一目で見分けることも難しくはなくなってきました。とはいえ、このトワイライトエクスプレスのヘッドマークは歴代の円形ヘッドマークの中でもその個性の点で群を抜いていると思います。

・まず、ピンクという色遣いのヘッドマークはおそらく寝台特急さくら号くらいしか見当たりません。(微小な使用例としてあかつき彗星の境目などはあります)。さくら号の場合には、日本を代表する花としての特異な命名でしたからかなり例外的ですが、一般的に言って夜を走る列車には「ピンク」という色遣いがなかなか結び付きにくかったようです。しかし、このトワイライトエクスプレスの場合、お昼の時間に出発して海に沈む夕焼け空を眺めながら走ることがもともとのコンセプトに含まれているため、この大胆な色遣いが実現したのでしょうね。そして、それが「他に類を見ない個性的な列車の顔」をなしているということができます。

トワイライトエクスプレスのヘッドマーク装着写真

◆DD51ディーゼル機関車の先頭

ヘッドマーク拡大・実はトワイライトエクスプレスに乗車する人がその先頭のお顔を見られるチャンスはわずかしかありません。たとえば、同じ「本州~北海道」の寝台特急である北斗星やカシオペアとは異なり、長時間停車が見込める機関車交換駅での旅客扱いがないのでその姿を見ることができません。そもそも、函館駅に行くこともなく五稜郭駅で進行方向が変わります。
・そのほかの駅でDD51の先頭を見るチャンスはというと、一番長い停車時間の途中停車駅は下り列車では東室蘭駅ですが、ここでは機関車の先端がホームの先端より先にはみ出して停車します。上り列車では洞爺駅で16:23着の16:33発と、珍しく10分の停車時間があります。これは特急北斗12号の退避待ちの時間ですが、同時に北海道内最後の停車駅でもあるので「必要な物資調達はここで済ませてね」という意味合いがあるのかも。ただし、ここでの停車位置がヘッドマークを撮影できるほど余裕のあるものかどうかは何とも言い難いですね(未確認です)。あとの停車駅はすべて30秒~1分の停車時間なので機関車を見に行くのはなかなか至難の業です。
・というわけで、やはり見たいなら終点の札幌駅に到着してすぐに見に行くことが必要です。停車時間は約10分。正直言ってもう少し時間の余裕が欲しいところですが、見るだけなら十分の時間です。私が実際に乗った際の終点札幌駅では撮影したい人が順番に並んで辛抱強く自分の番が来るのを待つという「日本人の美学」的な光景が見られて感心しました。
東室蘭駅でのトワイライトエクスプレスヘッドマークの裏側
・ヘッドマークそのものは、ここのDD51独特のヘッドマーク・ステーに取り付けられてしっかりと施錠されています。経年劣化からかなりの色褪せがみられるものもあるとのことですが、この日のヘッドマークはトワイライトエクスプレスの威厳に見合ったもので美しく整えられていました。

◆EF81電気機関車の先頭

EF81ヘッドマーク・基本的なデザインは北海道のDD51に装着されているものと同じですが、取り付け方や材質の違いから幾らかの差異がみられます。まず目に付く部分として円の縁です。白く仕上げられているのがお分かりいただけると思います。そして、16か所打ち留めされたリベットが結構目立つのも特徴ですね。
・このマークを見るチャンスは数多くあります。【下り(8001レ)】の場合直江津駅では10分停車、金沢駅3分、長岡駅新津駅で各2分。それぞれの駅到着前までに機関車に近い位置の客車(9号車)に移動しておけば可能です。トワイライトエクスプレスのヘッドマーク(リベットまた、【上り(8002レ)】の場合には長岡駅12分と敦賀駅16分が群を抜いています。敦賀駅は機関車交換が行われる駅で、EF81からEF81への同種交換ですから、このチャンスに撮影できます。ほかにも新津駅で7分、京都駅で3分など、チャンスは下り列車以上にたくさんあります。それでも、乗り遅れには十分注意してくださいね。列車の遅延の原因になったりしたらほかの人たちに迷惑ですし、ちょっと恥ずかしいですもんね。

◆ED79電気機関車の先頭

・実際に乗っていると目にするチャンスがないので気づかなかったのですが、どうやらトワイライトエクスプレスの場合は青函トンネル内のED79機関車にヘッドマークを装着していないようですね。いずれにしても、前述のとおりED79が牽引する区間では一切乗客は外に出られませんので、姿を見るチャンスもありません。唯一の例外は1号車の端にあたる展望スイートですが、そこから見えるのは赤くて小型の機関車ががんばって列車を牽引している姿。やはりヘッドマークはありません。

*** トワイライトエクスプレスをはじめ、いろいろな列車のヘッドマーク、
トレインマークについては「愛称別トレインマーク事典」でご紹介されています。

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